昨日、沼津法人会主催の新春講演会が開催され、
川勝静岡県知事が東部の将来像について話をされました。
原の白隠禅師が読んだ句を引用しながら、
東部の自然の美しさ、特に富士山を地球の造山活動が
生んだ傑作中の傑作という表現で表し、冬の富士山を
愛でる事が残りの四季でも富士山を愛でる事につながる
というお話をされていました。
新しいコンベンションセンターは、川勝知事が手がける
最初の箱物であるという指摘の上で、富士山、伊豆、そして
駿河湾の豊かな自然を借景に建築を考えなければいけないと
熱く語っていらっしゃいました。
具体的には千本松原をコンセプトに、松などの木材を1000本近く
使った、沼津ならではの施設に仕上がるのではないかという事です。
また静岡県内の160品目にわたる農産物や、海産物を合わせると
210品目以上になることを踏まえて、静岡を食の都、地産地消の
モデルケースにしたいと言う事も述べられていました。
私も今回のホテルを建築するにあたり、どのような形で静岡の良さ
特に富士山や駿河湾といった自然の要素を取り入れて、心地よく過
ごせるホテルにしたら良いのかを色々と考えております。
そういう意味で川勝知事の話は大変参考になりました。
東部はこれからが力を出せるときであり、真価を問われる時になり
そうです。
ちなみに、これが白隠禅師が読まれた句です。
お富士さん 霞の小袖ぬがしゃんせ
雪の肌(はだえ)が見とうござんす